技術情報

圧力計の精度と許容差について

2017.11.7

1. 圧力計の精度等級

圧力計の精度等級とその許容差は次のように決められております。

単位: %

精度等級 許容差
目盛範囲A 目盛範囲B
0.6級 ±0.6 ±0.9
1.0級 ±1.0 ±1.5
1.6級 ±1.6 ±2.4
2.5級 ±2.5 ±3.8
4.0級 ±4.0 ±6.0

※許容差の値は、圧力スパン (全目盛範囲)の百分率です。

2.圧力計の許容差の目盛範囲

最大許容誤差を示す目盛範囲は次のように決められています。

許容差の目盛範囲

2. 最大許容誤差を示す目盛範囲

種類 目盛範囲A 目盛範囲B
圧力計及び真空計 ・Pmin + Ps × 0.1 ≦ P ≦ Pmin + Ps × 0.9 ・Pmin ≦ P < Pmin + Ps × 0.1
・Pmin + Ps × 0.9 < P ≦ Pmax
連成計 ・Pmin + Ps × 0.1 ≦ P ≦ -Ps × 0.05
・+Ps × 0.05 ≦ P ≦ Pmin + Ps × 0.9
ただし、目盛範囲Bと重複する範囲は、目盛範囲Bとする。
・Pmin ≦ P < Pmin + Ps × 0.1
・-Ps × 0.05 < P < Ps × 0.05
・Pmin + Ps × 0.9 < P ≦ Pmax

記号は次のとおりとする。
Pmin:圧力計の場合は最小圧力、連成計の場合は真空部の最大圧力、真空計の場合は真空部の最大圧力
Pmax:圧力計の場合は最大圧力、連成計の場合は圧力部の最大圧力、真空計の場合は真空部の最小圧力
Ps:圧力スパン
P:ブルドン管圧力計が指示する圧力

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